ドメインとURLの違いを初心者向けにわかりやすく解説

ドメインのイメージ画像 IT基礎知識

「ドメイン」と「URL」、どちらもWebサイトを説明するときによく出てくる言葉ですよね。
でも「ドメイン=URL」だと思ってしまっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ドメインとURLの違いを初心者向けにわかりやすく解説します。
住所にたとえて整理するので、すぐにイメージできるようになります。

ドメインとは?

ドメインとは、Webサイトの「名前」の部分のことです。
インターネット上の住所をわかりやすく表したもので、主に 「○○.com」や「△△.jp」 のような形をしています。

例:

  • google.com
  • yahoo.co.jp
  • zeroitblog.com

💡 ポイント:
ドメイン=インターネット上での「名前(住所の表札)」

URLとは?

URL(Uniform Resource Locator)は、Webページの「住所を詳しく示すもの」です。
ドメインを含みつつ、そのサイト内の「どのページか」まで指定します。

例:

  • https://www.google.com/ (トップページ)
  • https://www.google.com/search?q=chatgpt (検索結果ページ)
  • https://zeroitblog.com/domain-url-difference/ (記事ページ)

💡 ポイント:
URL=ドメインを含んだ「ページまでの完全な住所」

ドメインとURLの違いを整理

ドメインURL解説(イメージ)
サイト全体を示す名前サイト内の特定のページを示す住所ドメイン=建物名、URL=建物+部屋番号
例:google.com例:https://www.google.com/search「会社名」と「会社の部署・部屋番号」の違い
シンプルで覚えやすいページを細かく指定できる人間向けに整理された住所表記

身近な例で考える

  • ドメイン → 「図書館」そのものの名前
  • URL → 「図書館の3階、○○コーナー」まで指定した住所

👉 ドメインだけでも場所はわかりますが、URLを使うと「どの部屋に行くのか」まで正確に伝えられます。

よくある誤解Q&A

Q. ドメインとURLは同じ意味じゃないの?
A. 違います。ドメインは「サイトの名前」、URLは「ページの詳しい住所」です。

Q. ドメインがなくてもWebサイトは作れるの?
A. 無料サービスなどで「サブドメイン(例:○○.hatenablog.com)」を使えば可能ですが、独自ドメインの方が信頼性やSEOで有利です。

Q. URLの中にある「http://」「https://」って何?
A. 通信方法(プロトコル)を示しています。安全性のため、現在は基本的に「https://」が使われます。

歴史・背景を知っておくと理解しやすい

現在では当たり前に使われているドメインやURLですが、最初からこの形だったわけではありません。仕組みが必要とされた背景を知ると、なぜ重要なのかがよくわかります。

  • ドメイン名制度の誕生:
    インターネットが広がり始めた頃、コンピュータ同士はIPアドレス(例:192.0.2.1)の数字だけで通信していました。
    しかし数字の羅列を覚えるのは大変で、人間には不便でした。
    そこで「名前でアクセスできるようにしよう」と考えられ、ドメイン名制度が導入されました。
  • URLの標準化:
    Webが登場してからは「どのサーバーの、どの場所にある情報か」を一つの書き方で表す必要が出てきました。
    そこで提案されたのが Uniform Resource Locator(URL) で、世界中どのコンピュータからでも同じルールでページを指定できるようになりました。

つまり、ドメインは「数字を名前に変えた便利な仕組み」、URLは「住所を統一ルールで表す仕組み」として誕生したのです。

まとめ

  • ドメイン=Webサイト全体の「名前(表札)」
  • URL=サイト内のページまで示す「住所」
  • 両者を区別して理解すると、インターネットの仕組みが整理できる

ITパスポートや情報Ⅰの勉強だけでなく、ブログやサイト運営にも役立つ知識です。

あわせて読みたい

タイトルとURLをコピーしました