GUIとCUIの違いとは?初心者向けに特徴・メリットデメリットをわかりやすく解説

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パソコンやITの学習をしていると「GUI」や「CUI」という言葉に出会うことがあります。
文字だけを見ると難しそうに感じますが、実はとても身近な存在です。
この記事では、初心者でも理解できるように GUI/CUIの違い を、図や例えを交えながらわかりやすく解説します。


GUI/CUIとは?【定義】

  • GUI(Graphical User Interface)
    マウスやタッチ操作で、アイコンやウィンドウを使って直感的に操作できる仕組みです。
    例:スマホのアプリ画面、Windowsのデスクトップ
    👉 普段あなたが使っているスマホやパソコンもGUIで動いています。
  • CUI(Character User Interface)
    文字コマンドを入力して操作する仕組みです。
    例:コマンドプロンプトやターミナル

👉 両者とも UI(ユーザーインターフェース)=人とコンピュータをつなぐ窓口 の一種です。

チェックポイント:
GUIもCUIも「どちらが優れているか」ではなく、「どういう場面で使いやすいか」の違いとして捉えましょう。

GUI/CUIの違い【比較表】

項目GUICUI
操作方法マウスやタッチキーボード入力
見た目アイコンやウィンドウで視覚的黒い画面に文字だけ
習得初心者にやさしいコマンドを覚える必要
処理速度遅め慣れると高速
リソースグラフィック処理で重い軽量で動作が速い

👉 生活の例え

  • GUI
    地図アプリで行きたい場所をタップしたり、スーパーで商品を見てそのままカゴに入れるような操作。
    「見て選ぶ」直感的な方法です。
  • CUI
    地図で「東京都千代田区1-1」と正確な住所を入力したり、スーパーで商品の品番をレジで伝えるような操作。
    「正しく文字で指定する」必要がある方法です。
注意点:
GUIは便利ですが、CUIの方が効率的にできる作業も多く存在します。
両方の特徴を理解しておくと、作業の幅が広がります。

GUIのメリット・デメリット

メリット

  • 初心者でも直感的に使える
  • 視覚的にわかりやすい
  • 学習コストが低い

デメリット

  • 動作が重いことがある
  • 細かい制御は苦手な場合がある

CUIのメリット・デメリット

メリット

  • 軽量で高速に動く
  • コマンド履歴が残るため再現性が高い
  • 自動化やスクリプト処理に強い

デメリット

  • コマンドを覚える必要がある
  • 初心者にはとっつきにくい
  • 視覚的なヒントが少ない

GUI/CUIの具体例

  • GUIの例
    Windows、macOS、スマホアプリ
  • CUIの例
    コマンドプロンプト(Windows)、ターミナル(Mac/Linux)、サーバ操作

👉 実際にCUIを体験してみよう

  • Windowsなら「スタートメニュー → cmd」を開いて
    dir
    と入力すると、ファイル一覧が表示されます。
  • Mac/Linuxなら「ターミナル」を開いて
    ls
    と入力すると、同じくファイル一覧が出ます。

CUIを日常的に使う人・場面

CUIをよく使うのは、システムエンジニアやプログラマー、サーバー管理をする人たちです。
例えば、サーバーにログインして設定を変更したり、大量のデータ処理を自動化したりする時にCUIが活躍します。
一般のパソコン利用者はあまり触れる機会はありませんが、ITの裏側を支える現場では今も日常的に使われています。

アドバイス:
もし将来的にプログラミングやITの勉強を考えているなら、CUIに慣れておくと学習がスムーズになります。

使い分けと今後

  • 普段使い → GUI が向いている(直感的操作)
  • 専門的作業や開発 → CUI が向いている(効率や自動化)
  • 最近は「GUI+CUI両対応」のツールも増えています。
    例:GitHub → GUIアプリ「GitHub Desktop」と、CUIの「gitコマンド」の両方あり。

まとめ

  • GUI=直感的な操作、CUI=効率的な操作
  • GUIは初心者向け、CUIはエンジニア向けに思われがちですが、実は両方を使い分けるのが大切。
  • まずGUIで慣れてから、少しずつCUIにも触れるとITの世界がぐっと広がります。
一言アドバイス:
GUIとCUIの両方を知っておくと「ITの見え方」が変わります。
普段の作業はGUIで十分ですが、CUIを学ぶことでPCの可能性をさらに引き出せます。

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